ほんもの体験日本一のまちづくり宣言(松浦市)

松浦市民は、豊かな自然の中で多様な生業を営みながら築いてきた独自の文化を大切に守り、貴重な財産として後世に引き継がなければなりません。

 

私たちは、体験交流で松浦市を訪れた人々に、ありのままの「ほんもの」の地域文化に触れる機会を提供することで、食べる喜び、心が通じ合う喜び、自然に囲まれて働く喜びを実感していただきたいと願っています。

 

私たち松浦市民は、誇りを持ってこれらの地域文化を提供し、体験交流を新たな産業として育て、魅力あるまちづくりをすすめるために、ここに「ほんもの体験日本一のまちづくり」を宣言します。(抜粋)

 

不器用な街が編み出した、起死回生のプラン

松浦市は悩んでいました。アジやサバの水揚げ高は全国シェアの約1割を占めるほど、水産業が盛んな自治体で、「旬ときあじ」「旬ときさば」という独自ブランドを打ち出してはみたものの、大分の「関あじ」「関さば」のように全国レベルの知名度を得られず、うまくいきません。

 

松浦地方を含む、長崎県の北部を訪れた観光客にアンケートをとってみたところ、ほとんどは「日帰り」か「通り過ぎるだけ」の目的だという悲しい結果が明らかに。異国情緒あふれる長崎市の街並み、雲仙や島原城など、さまざまな観光資源に恵まれた長崎南部の華には、なかなか勝てずにいました。

 

そこで、松浦市が目を付けたのは、修学旅行生。生徒たちに市内の農漁家に泊まりがけで、生業に根ざす生活体験をさせたところ、「料理が美味しかった」「みんなと一気に仲良くなれた」と喜びの声が次々にあがり、受け入れた市民も十分な収入が得られ、客人とのふれあいも好評に。やがて、一般の観光客へ「ほんなもん体験」(本物体験)の裾野が広がりました。

 

体験型の観光事業を進めるべく、国が「エコツーリズム推進法」という法律を施行させるよりも、ずっと前から、松浦市はその重要性に気づき、実際に動いていたのです。

 

環境基本条例(長崎市)

「昭和20年8月9日、本市に原子爆弾が投下され、多くの尊い生命とともに、それまでに築き上げられてきた数々の歴史的文化的な遺産や、豊かな自然が一瞬にして失われた。

 

この惨禍から市民の英知と努力によつて見事に復興を遂げた本市は、被爆都市として、核の廃絶を訴え続ける使命を担い、世界平和の拠点となるべく発展してきた歴史的な経過がある」……と、環境条例の前文で、究極の環境破壊である核兵器の使用について言及しています。

 

貝殻等事業活動に伴って生じる廃棄物の処理要領(対馬市)

対馬は、国内でも指折りの真珠の特産地ですが、美しく輝く真珠を手に入れるのと引き替えに、アコヤ貝の殻、むき身がゴミとして出てしまいます。

 

そこで、真珠などの事業者に「一時たい積場」の設置を義務づけました。貝殻などが散らばったり、汁が流れ出たりしないよう、堆積場の周りを囲うよう命じ、最低でも1年に1回以上は、キッチリ密閉した運搬車で、貝殻などの廃棄物を最終処分場へ持って行くよう指示しています。

 

こころはぐくむ絵本支給要綱(大村市)

幼い子どもに読み聞かせる絵本を保護者に支給する、いわゆる「ファーストブック事業」の手続きを定めたガイドラインなのですが、その2条で「『あかちゃん』とは、市内に住所を有し、かつ、満1歳に満たない者をいう」と、あかちゃんを定義しているのが興味深いです。

 

島外スポーツ団体誘致促進要綱(壱岐市)

合宿や練習試合、交流試合などのため、市内の宿泊施設に泊まる10人以上のスポーツ愛好団体に対して、1人1日あたり1000円以内で助成金を支払い、地域の活性化を図ります。

 

壱岐市の体育施設条例によると、どうやら、市営のテニスコートが充実しているようですね。

 

やらんば会議設置要綱(平戸市)

「やらんば」とは、長崎弁で「しなきゃいけない」という意味です。市民や団体、自治会、企業、そして行政とが、お互いに地域の課題を持ち寄って、情報交換する場として置かれる「やらんば会議」。

 

ときには学識経験者や関係者などを招いて、意見を聞き、解決策を探ります。